重曹を足臭い対策グッズして使う簡単な方法!足湯やスプレーの作り方は?

重曹が足が臭い時に使う対策グッズとして、

足湯やスプレーにして使うと、効果的なんて話を

よく耳にしますね。

 

 

足が臭いというコンプレックスを持った男女は多く、

足臭対策の商品も様々な種類展開されています。

 

それでも市販品だと、含まれている成分が

不安であったり肌に合わなかったり

お金が結構かかったりと

気になる要素がたくさんあるでしょう。

 

 

 

そこで、重曹を足の臭い対策として使う

簡単な方法や足湯やスプレーの使い方について

ご紹介致します!

 

 

重曹が足の臭い対策グッズとして有効な理由とは?

重曹の正式名称は「炭酸水素ナトリウム」。

重曹は利便性が高いため、

食品や消火剤などに利用されているだけではなく

料理や掃除にも多く使用されています。

 

そんな重曹が臭いに効果的と言われているのは、

簡単に言うと

「重曹と臭いの原因物質が化学変化」

するからです。

 

ではこの足の臭いの原因物質とは一体何でしょうか?

 

 

 

足の臭いの原因物質とは?

足の臭いの原因物質は主に2つあります。

 

・イソ吉草酸(酸性)

・アンモニア(アルカリ性)

 

それぞれについて説明しますね^^

 

 

 

イソ吉草酸は公害レベル!

 

イソ吉草酸は、汗臭・足臭・加齢臭の元とされ、

天然物として多くの植物や精油に見られる低級脂肪酸です。

 

足特有のムレ臭として認識され、

腐敗臭に似ていて、納豆やチーズのにおいによく

例えられています。

 

 

検知閾値濃度(何のにおいか分からなくても、

何かにおいを感知できる最小濃度)は非常に低く、

悪臭防止法で特定悪臭物質の規制対象となっています。

 

臭いがエスカレートすれば、公害レベルに

なるので規制されているんです!

 

その検知閾値の検知閾値濃度は、他の悪臭物質と比べても

低いことがわかります。

 

イソ吉草酸(足の臭い) :0.00005ppm

硫化水素(屁の臭い)  :0.0005ppm

アンモニア(尿の臭い) :0.1ppm

出典:東京環境測定センター

 

つまり、足の臭い物質はわずかな濃度でも、

尿やおならの臭いよりも人に気づかれやすいという

ことですね。

 

イソ吉草酸の臭いが発生する仕組み

イソ吉草酸による足臭の発生には、

皮膚常在菌が関わっていることが知られており、

 

表皮ブドウ球菌などの皮膚常在菌が、

角質中にあるアミノ酸や汗を代謝することで生み出されます。

 

※(皮膚常在菌は日常的に存在し、
健康の維持に貢献しますが、バランスがくずれると、
ときには害を及ぼす共生菌です。)

 

 

また足は、体のなかでも角質層が厚く、

新陳代謝や摩擦で剥げ落ちた大量の角質を皮膚常在菌が

代謝できること、

 

靴下や靴で覆われ、汗をかけば一気に蒸れることに

なりますので、

皮膚常在菌が繁殖しやすい適度な温度と湿度になるので、

臭いが発生しやすいんですね。

 

 

 

それでは次にアンモニアについてです。

 

アンモニア臭とは?

次に足の臭いの原因になる物質は、アンモニアです。

常温では、鼻につく強いにおいをもつ無色の気体で、

汗や皮脂と混ざると、

ツーンとする刺激臭がするのが特徴です。

 

足には無臭のサラサラ汗を出す「エクリン腺」

しかありませんが、

ストレスや過労などが原因で肝機能が低下すると、

体内で発生したアンモニアが、尿以外の汗・皮脂にも

多く含まれてしまいます。

 

 

アンモニアの臭いが発生する仕組み

なぜ肝機能が低下すると

このようなことが起きるかというと、

 

肝臓にはオルニチン回路というものがあり、

たんぱく質を分解する過程で、

有害物質のアンモニアが発生します。

 

アンモニアは肝臓中のオルニチンと反応し、

無害な尿素に変換してくれるのです。

 

しかし、肝機能が低下していると、

オルニチン回路もうまく機能しないので、

アンモニアの分解能力も低下し、

分解されなかったアンモニアの一部が血液中から汗となり、

アンモニア臭に繋がります。

 

 

 

では、この肝機能が低下する原因は何でしょうか?

それは『疲労』です!

 

日頃からストレスや不摂生にさらされた体には、

疲労が蓄積されます。

 

疲労が体に蓄積されると、肝臓や腎臓の機能が低下し、

老廃物のアンモニアを排出することができなくなり、

血流にのって体内を巡ることになってしまいます。

 

 

そのため、毒素のアンモニアが汗と一緒に

老廃物として排出され、『アンモニア臭=疲労臭』

が発生します。

 

 

 

足の臭いの原因
・汗や角質をエサに皮膚常在菌が大量発生し、
イソ吉草酸という酸性の臭い物質を発生させる。・疲労により肝機能が低下することで、本来分解
されるべきアンモニアが汗と一緒に排出されてしまう。

 

次からは、その対処法として重曹を使った方法を

ご紹介します!

 

 

重曹で足の臭いを消臭するには?

におい物質を化学的に消臭するには、

 

●アルカリ性のにおい物質には酸性

●酸性のにおい物質にはアルカリ性

 

を反応させて中和します。

 

アンモニアは弱アルカリ性、

イソ吉草酸は弱酸性なので、

自分の足の臭いがどちらのタイプなのか

まず、把握することが大切です。

 

 

重曹はアルカリ性なので、

酸性のイソ吉草酸が発生するタイプの足臭に特に効果があります。

 

「イソ吉草酸」の酸性が重曹の「炭酸水素ナトリウム」の

アルカリ性によって中和されることで、

臭いが軽減されます。

 

一方、ミョウバンは水に溶けると酸性になるので、

アルカリ性のアンモニア臭に効果があります。

 

 

重曹を足湯に使って足臭対策!ミョウバンやクエン酸との併用は?

足の臭いに有効と言われる重曹を

足湯に使って足臭対策ができてしまいます!

 

重曹足湯の方法
・足首が浸かるくらいの洗面器にお湯を溜めます。
(40℃くらいがベスト)・そこに小さじ1~2杯ほど重曹を加えてかき混ぜます。・あとは、足湯に15分~20分ほど足を
つけておくだけで臭いが軽減されます。※足を綺麗に洗ってから足湯をすると
さらに効果的になります。※重曹の足湯は原因物質が酸性の場合は効果が
ありますが、水虫や体の内側からが原因の場合は
効果が感じられません。

 

重曹足湯をすると、重曹のアルカリ成分が固くなった角質

(たんぱく質)を柔らかくするので、

足にぬめりを感じると思います。

 

 

 

また、重曹を使った足湯はミョウバンやクエン酸を

併用する事でさらに効果的になるとも言われています。

 

重曹足湯とミョウバンやクエン酸との併用方法


上記でご説明した重曹の足湯に、

クエン酸を小さじ1加えてかき混ぜると

さらに汚れが落ちやすくなったり

足が温まり血行が良くなります。

 

クエン酸によって発生する炭酸ガスが

角質や垢を落とすことで、臭いもかなりなくなるのです。

 

ミョウバンも足の臭いに効果的と言われており、

重曹の足湯に併用するのがオススメです!


ミョウバンには殺菌効果があり、

重曹で原因物質を中和・消臭後に

ミョウバンで殺菌することで臭いが

すぐに戻るのを防いでくれます。

 

 

重曹を長く続けて使うと皮膚が弱アルカリ性に

なり、皮膚常在菌のバランスが崩れ、

アルカリ環境を好む菌が繁殖して臭いが一層発生する

可能性もあります。

 

そのため、アルカリ性の重曹を使った後に、

酸性のミョウバンの足湯やスプレーを使って

皮膚を弱酸性に整えると良いでしょう。

 

 

ミョウバン水の作り方
※ミョウバンの足湯やスプレーには
焼きミョウバンで作った水原液を使用します。【水原液の作り方】
・焼きミョウバン50g
・水道水500mlをペットボトルに入れます。
良くかき混ぜて透明になるまで
置いておき完成です。
(二日ほど置きます)

ミョウバンは水原液を20~30倍に薄めて使用してくださいね。

また、ミョウバンの場合は弱酸性なので

もう一度足を洗う必要はありません。

 

重曹の足湯をした後にミョウバンの足湯をするのは

少し面倒なので、

ミョウバンのスプレーをかけてタオルで拭き取る方法が

簡単でしょう^^

 

 

重曹スプレーの作り方や有効な使い方は?

重曹の足湯だけではなく、

重曹をスプレーにして持ち歩くととても便利です。

 

重曹スプレーの作り方
・水道水100ml
・重曹小さじ1百均などのスプレーボトルに入れて良く振ったら完成です。

 

オススメの使い方

①普段持ち歩いてどうしても足の臭いが気になる時の
応急処置として1~2プッシュする方法。

②靴や靴下にプッシュして乾かしておく方法。

などが挙げられます。

 

 

重曹で靴を脱臭する方法!

 

これまでは臭う足に対して重曹でアプローチする

方法でしたが、ここからは重曹をつかって靴を

脱臭する方法をお伝えします!

 

 

重曹を靴の中に入れる

重曹を使って天然の脱臭剤を作ります。

一度作ると1か月くらいは持ちますので便利です。

 

 

重曹の脱臭剤の作り方
・一足に付き500gの重曹
(靴の大きさに合わせて量は調整)・ネット上の袋
(網目の細かい排水溝ネットや使い古したストッキング)用意したネット状の袋に重曹をいれ、
上の部分を結び、一晩おきます。

靴を履くときに取り出しますが、

それをそのまま靴箱に入れれば、

靴箱の脱臭剤としても活躍します。

 

 

さらに、芳香や殺菌作用を目的として、

『レモングラス』『ティーツリー』

などの殺菌作用のあるアロマオイルや、


『ハッカ油』を重曹と一緒に混ぜると、

より効果が高まるのでおススメです。


市販の脱臭剤は使い終わった後は、捨てるだけですが、

重曹の脱臭剤の場合、

効果がなくなった1月後は、

 

お掃除用として

カビの生えやすい水回りなどにも使えるのが

嬉しいですね^^

 

 

 

靴に重曹を直接振りかける

靴の中に直接重曹を入れて脱臭する方法もあります。

靴の中に大さじ1ほどの重曹を入れて、

そのまま一晩おきます。

 

靴を履く際には重曹を振り落として

履くようにします。

 

重曹を振り落とさずにそのまま履くと、

靴が蒸れてくると重曹が溶けて、

靴や靴下が白くなってしまうので注意です。

 

 

また、重曹が残ったまま裸足で靴を履くと、

皮膚が乾燥しますので、

重曹を靴に直接使う場合は、しっかりと

振り落としてから靴を履くことをおススメします。

 

 

重曹で靴をつけおき洗いする

靴を洗う際に、重曹のお湯に浸けて、

つけおきにして洗うという方法もあります。

 

重曹の浸けおき洗いの方法
・重曹大さじ2
・40度くらいのお湯1リットルお湯に重曹を入れてよく溶かし、30~1時間ほど
浸けておきます。臭いがひどい場合は時間を長くします。

その後は靴用洗剤などで汚れを落とし、
清潔な水道水でよく洗い流します。

天日干しでよく乾燥させて終了です。

 

重曹で浸けおき洗いが出来るのは、

布製のスニーカーです。

また色落ちしやすい色物は浸ける時間を短くするなど、

注意してくださいね。

 

重曹は足の臭い対策グッズとして有効か?

重曹スプレー、重曹足湯、重曹の脱臭剤などを

ご紹介してきましたが、

実際のところ、効果はどうなのでしょうか?

 

重曹は前述の通り、足の臭いの原因物質の

イソ吉草酸の脱臭に有効です。

 

「イソ吉草酸」の酸性が重曹の

「炭酸水素ナトリウム」のアルカリ性によって

中和される。

 

というのが重曹による脱臭の仕組みです。

 

すなわち、すでに臭ってしまった足や靴に対しての

対策ということになりますね。

 

 

足の臭いの原因には、皮膚の上に繁殖する

菌が角質や汗を分解するという背景もありますので、

原因の菌や角質、汗に対して対策する方法も

有効と考えられますね。

 

 

また、重曹足湯やスプレーを作るというのも

何だか手間がかかりそうという方には、

足の臭い対策専用のクリームがおすすめです。


 

 

有効成分のイソプロピルメチルフェノールが

足の菌を殺菌し、

柿タンニンが汗や古い角質の分解・発酵を抑え、

悪臭の発生を抑えるという「ノーノースメル」

 

・防臭
・制汗
・殺菌
・角質ケア

4つの全てをケアできるので、

足の臭い対策としておすすめです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です